詰め物、かぶせ物、入れ歯の違いとメンテナンス

皆さん、こんにちは。よしだ歯科クリニックの院長、吉田です。
朝晩の冷え込みが厳しくなり、冬を実感するようになりましたね。

今日は、患者さんからよくご質問いただく
「詰め物、かぶせ物、入れ歯の違い」と
「メンテナンスの重要性」についてお話しします。

まず、これらの治療法は、虫歯の程度や歯の残り具合
によって選択が変わってきます。

🔸詰め物
軽度な虫歯の場合は「詰め物」による治療を行います。
これは歯の一部が虫歯になった場合の治療法で、
削った部分を特殊な材料で埋めていきます。

🔸かぶせ物
一方、虫歯が進行していても歯根(歯の根っこ)が
残っている場合は 「かぶせ物」を選択します。
これは人工の歯冠を被せる治療法で、
歯の機能と見た目の両方を回復することができます。

🔸入れ歯
そして、歯が完全に失われてしまい
その本数が多い場合には
「入れ歯」による治療を行います。
これは失われた歯の代わりとなる人工の歯で、
取り外しが可能です。

次に、詰め物やかぶせ物のメンテナンスについてお話しします。
実は、歯の状態は年月とともに変化していきます。
特に生活習慣の影響は大きく、 歯ぎしりやスポーツ時の食いしばり、
日常的な噛み合わせの癖などで状態が変わっていきます。
例えば、強い力が繰り返しかかることで、
詰め物やかぶせ物と歯の間にすき間ができてしまうことがあります。
このすき間に食べ物のかすが詰まると、
新たな虫歯や歯茎の炎症の原因となってしまいます。

私たちのクリニックでは、受診の際に患者様の
歯の状態をチェックします。
そのときに、詰め物やかぶせ物の状態も
チェックしています。

患者様で特に気を付けていただきたいのは、
歯の具合で違和感を感じた際の早めの受診です。
「様子を見よう」と放置してしまうと、
症状が悪化して大きな治療が必要になることもあります。

ちなみに、定期的にメンテナンスを受けている方は、
大きな治療が必要になるケースが少ないことがわかっています。
早期発見・早期治療が、お口の健康を保つ秘訣なのです。

「どんな治療法が自分に合っているのかな?」
「この違和感、大丈夫なのかな?」 など、
どんな小さなことでも構いません。
ご相談いただければ、一緒に良い方法を考えます。
お気軽にご相談いただければと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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