皆様、こんにちは。よしだ歯科クリニック、院長の吉田です。
厳しい寒さが続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか?
先日は日本列島に強い寒波が到来し、
各地で大雪のニュースが報じられました。
大阪でも雪がちらつく日があり、冬の厳しさを改めて感じています。
北海道の冬の思い出 ~雪国での暮らし~
このような寒い日には、私が大学時代を過ごした
北海道での日々を思い出します。
私が住んでいたのは札幌市から車で40分ほどの
場所でしたが、雪の多い地域でした。
毎年1メートル以上は積もっていたように記憶しています。
除雪車が毎日入ってくれていましたが、
一軒家にお住まいの方は、毎朝、雪かきが大変だった
ことと思います。私も、朝、駐車場に車を停め、
夕方には雪に埋もれて見えなくなっている…
という経験を何度もしました。
ちなみに北海道では、「0℃はまだ暖かい方」 と
いうのが、 人々の共通認識でした。
マイナス10℃を下回るような日には、
空気中の水分が凍ってキラキラと輝く
「ダイヤモンドダスト」が見られることもありました。
美しい光景ではありますが、
まつ毛や鼻毛が凍るほどの厳しい寒さです。
暖房設備も、本州とは少し異なります。
多くの家が二重窓で、暖房は灯油が主流です。
都市部では自分で灯油を補給しますが、
北海道では建物の外に大きな灯油タンクがあり、
そこから管を通して屋内に供給される仕組みが一般的でした。
室内は、北海道の方が暖かかったように思います。
トレーナー1枚で過ごせるほどでした。
大阪に戻ってきてからの方が、家の中が寒く感じられたくらいです。
冬の寒さ。冷たい水がしみる…その原因と知覚過敏
さて、話は変わりますが、この季節、冷たい水で
歯を磨いたり、冷たい空気を吸い込んだりした際に、
歯がしみることはありませんか?
「キーン」とするあの嫌な感覚、
多くの方が経験されているのではないでしょうか。
実は、その症状、「知覚過敏」 の可能性があります。
冬の寒さで体が冷えると、歯も敏感になりがちです。
冷たい刺激が、普段よりも強く感じられるように
なることがあります。そして、そのしみる症状は、
気にかけたいサインの場合もあります。
知覚過敏とは、歯の表面のエナメル質が薄くなったり、
歯茎が下がって歯の根元の象牙質が露出したりすることで、
冷たい刺激が神経に伝わりやすくなり、痛みを感じる状態を指します。
ある程度、冷たいものがしみるのは自然なことですが、
食事に支障が出るほどであったり、
歯ブラシの毛先が当たるだけで痛むような場合は、
注意が必要 です。
知覚過敏の原因は様々です。
•歯ぎしりや食いしばり:歯の表面のエナメル質が剥がれてしまうことがあります。
•歯周病:歯茎が下がり、歯の根元が露出してしまうことがあります。
•酸性の飲食物:お酢、炭酸飲料、コーヒーなど、酸性の飲食物は歯の表面を溶かすことがあります。
知覚過敏の症状を緩和する方法として、
知覚過敏用の歯磨き粉を使用することが挙げられます。
歯の状態によっては効果が期待できる場合もありますので、
一度試してみるのも良いかもしれません。
ぬるま湯でしみる場合は、早めの受診を
冷たいものだけでなく、
ぬるま湯でも歯がしみる場合は、注意が必要です。
特に、1分以上じわーっと痛みが続くような場合は、
知覚過敏ではなく、神経に炎症が起きている可能性も考えられます。
そのような場合は、早めに歯科医院を受診し、
適切な診察と処置を受けることをお勧めいたします。
寒さが厳しい折、皆様、どうぞご自愛ください。
歯のことで気になることがございましたら、
いつでもお気軽にご相談ください。